タクト再生記


キャブレターオーバーホール
2006.6.13

引き取ってきたタクトは長年の放置により不動状態のため
とりあえずはエンジンがかかるようにしなければならないので
最初にキャブレターのオーバーホールをしてみました。

燃料タンクに入っていた腐っていると思われるガソリンは
既に抜き取って廃棄しています。2ストオイルはタンクに
あまり入っていないようだったので抜いていません。

キャブ周辺の状況。
錆、汚れが激しい。
外したエアクリーナーエレメント。
外す時につまんだだけで簡単に
ちぎれるほど風化しています。

外す前のキャブレター。
車体に付いている木屑が
このあたりにも付着。
メットイン部分を外して上から撮影。
キャブとマニホールドの分離はここから。
オイルポンプ付近も汚れが多い。

フロートチャンバー。
思ったほどの汚れではありません。
キャブ本体側。
フロートもジェットも綺麗でした。
一応バラしてキャブクリーナー攻撃。

キャブの組み付け前にキャブクリーナーと
パーツクリーナーで洗浄。
まあまあ綺麗になりました。
キャブの外側も綺麗にして組みつけ。
はたしてエンジンはかかるのか・・・。

オーバーホールしたキャブレターを取り付けて、キックを繰り返しましたが
なかなか初爆がありません。プラグをチェックしたら完全にかぶってます。
ロードフォックスに付けていたノーマルプラグが手元にあったので試しに付けてみたら
なんとか始動できました。やはりプラグはケチってはいけないようです。

キャブクリーナーを使ったことにより激しく白煙を吐き出しましたが
アイドリングは比較的安定しています。そのまましばらく放置して
スロットルをスナップしたらいい感じに吹け上がるので
今回の作業はこれで完了となりました。

後日、プラグとエアクリーナーエレメントを新品にし、
ガソリンを満タンにしてオイルを補充したら普通に走れると思います。